カルロ氏は、カメオ彫刻家というよりは芸術家としての色が強く、彼の作品の多くに芸術的要素の高い味わいが感じられます。
イタリア国内に限らず、ニューヨーク・オランダ・ドイツ・スイスの他、世界の各都市にて展示会を開催し、その実績の中から、イタリア芸術のトップアーティストとして評価を得ています。
彼の作品には、光と影、生と死、力の存在を意識させるものが多く、ギリシャ神話等を題材にしたような特別な世界を表現し、そのダイナミックな躍動感あふれる表現力と非凡な才能は、サンゴやシェルカメオの彫刻家の中で、唯一超絶した存在になっており、イタリアでは第一人者とされております。
彼の貴重で、なおかつ洗練された芸術は世界中で認められました。
又、彼は一年のうち数ヶ月をニューヨークで過ごし、博物館のいくつかの彫刻を手掛けいました。
しかし誠に残念なことに、カルロ氏は闘病生活の後、前立腺癌により２００３年１１月１６日 他界し、イタリアだけではなく 全世界に衝撃を与えました。
サンゴ芸術、そしてカメオ芸術から決して無視することのできない彼の偉大なる芸術に大いなる賛美を称え、一人でも多くの方に、彼の遺作をご覧いただきたいと思います。 |
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