アンティークカメオの詳細写真アンティークカメオの詳細写真 |
カメオ製品の大きさ 装着参考写真 |
こちらの装着画像は、カメオ製品の大きさをご確認いただくために、一般的な女性実寸体のトルソーにカメオ製品を装着し、撮影しております。カメオの色目などは合わせておらず、実物とは異なる場合がございます。上画像↑が実物に近い色になっております。ご了承くださいませ。 |
アンティークカメオの歴史とその背景ナポレオンは、イタリア遠征時に勝利品として持ち帰ったカメオや、フランス革命時に没収された元ルイ16世が所有したカメオなど、多くのカメオコレクションを持っていました。また彼は、妻であるジョセフィーヌにカメオを与え、ただコレクションするだけでなく、彼自身のように身につけることを奨励しました。そのことにより、それまでは男性の装飾品であったカメオは、女性のジュエリーとして広く浸透し、フランスの貴族階級の中でカメオが流行しました。その後 ナポレオンの甥のナポレオンV世が1848年に即位したことで、フランスでは歴史上最大のカメオのブームが起きました。ストーンカメオは、ナポレオン一世の戴冠式の絵に描かれている女官たち全員が付けているのを見ても解るように、日々つけるジュエリーとして最も格上のジュエリーとされていました。当時は、現代のカメオとは違い、カメオと言えばストーンカメオが完全に主流でした。その後 ジュエリーの大衆化が進むと、その他の素材(シェルや象牙など)などでカメオが作られるようになるのです。ストーンカメオは 異なるいくつもの色の層を持つ石を使い、彫刻して、色のコントラストで美しいシルエットを表現するので、厚みのある美しい層をもつ石が必要でした。しかしそのような大きさがあり、適当な複数の層を持つ石は少なく、品質の良い石などは世界中から集められたのです。このように、ストーンは希少価値があり、大変重宝されたのです。さらに1850年〜1880年頃は、イタリアからパリとロンドンにカメオの彫り師が移り、優秀な人材が集まり、素晴らしい逸品が製作されたのである。このような職人の技術もさることながら、作らせることの出来る財力をもつパトロンの存在も大変大きいといえます。イタリア・ルネッサンス期においては、ロレンツォ・メディチも有名なカメオコレクターの一人です。このような存在のおかげで、100年たった今でも素晴らしいカメオ作品に出会うことができるのである。最高の素材と最高の彫り師によって生まれたアンティークカメオ・・・・まさに現代に残る最高の美術品といっても過言ではないだろう。 |
枠素材 「ピンチベック」 についてピンチベック(Pinchbeck)は、18世紀にイギリスの時計職人クリストファー・ピンチベックによって開発された金色の合金で、アンティークジュエリーの素材として非常に有名です。この合金は銅と亜鉛を混ぜたもので、見た目は本物の金に非常に近いです.。ピンチベックには金属アレルギーを引き起こすニッケルなどの成分が含まれていないため、金属アレルギーの心配が少なく、安心して着用できます。 |
商品番号 : ANT-64 アンティークコレクション シェルカメオブローチ(ネックレスにもなります) 製品の大きさ : 縦43mm 横37mm カメオ素材 : 貝(コーネリアンシェル) カメオの年代 : 1800年代 中期 頃 総重量 : 11.26グラム 枠素材 :ピンチベック 写真のように、お持ちの細いチェーンを通すと ネックレスとしてご使用いただけます。 ※写真のチェーンは別売りになります。 |
佐川急便 貴重品VIP発送 送料込み 品質保証書 付き 全て込みのお値段 当店特別SALE特価 138.000円 税別 |
◆ヴィクトリアンジュエリー(1837-1901年)ヴィクトリアンジュエリーは、1837年から1901年のヴィクトリア女王の治世を象徴する宝飾品で、大きく三つの時期に分けられます。 初期(1837-1860年頃)ロマンティックなテーマが特徴で、自然や愛の象徴がモチーフとして使用されました。例えば、花、葉、鳥、ハート、蛇などが人気で、蛇は永遠の愛を象徴しました。カメオやブローチがこの時期の代表的なジュエリーであり、ゴールドが主な素材として用いられました。 中期(1860-1880年頃)ヴィクトリア女王が夫アルバート公を失ったことで、喪のジュエリーが流行しました。この時期には黒いジェット、オニキス、エナメルなどが使われ、ゴシックやルネサンスの影響を受けたデザインが特徴です。また、メメント・モリ(死を想え)のテーマを持つジュエリーも多く、髪の毛を使ったジュエリーや、遺品を封入したロケットが作られました。 後期(1880-1901年)産業革命の影響で、ジュエリーの生産が機械化され、より手に入りやすくなりました。デザインはより豪華になり、ダイヤモンド、ルビー、サファイア、エメラルドといった高価な宝石が多用されました。真珠も人気があり、ペンダントやブローチに多く使われました。この時期にはまた、エジプトや日本、インドなど、異国文化の影響を受けたデザインも登場し、多様なスタイルが見られるようになりました。 ヴィクトリアンジュエリーは、その時代の社会的、文化的背景を反映し、愛や喪失、記憶といった人間の感情を深く表現しています。宝飾品は単なる装飾品にとどまらず、個々の人生や時代の物語を伝える手段としても重要な役割を果たしました。 |
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